大人の図画工作・ろうけつ染めで着物の半衿をつくろう!
今回は特別企画として、ろうけつ染め作家・松本みのぶさんを招いて開催しました!
ろうけつ染めとは、一定の温度に溶かした蝋(ろう)を生地にしみこませる事で、その部分を防染(そまらないようにする)します。柄を描いた部分が染まらず、周りの部分が染まるという技法です。
そのろうけつ染めの技法で、着物の半衿を作りました。
着物を着る方にとって、おしゃれのポイントとなる半衿。
ご自身で作られた半衿で、ひと味違った着付けを楽しむのも良いですね!
【作例】
今回は作例として、図案を用いたものと、フリーハンドで作ったものをご用意しました。
講師の松本みのぶさんから説明を聞き、皆さんご自身の合わせたい着物など想像しつつ、作業を進めていきました。
☆パターン1・図案☆
図案をチャコペンシルで生地に写し、白抜きにしたい柄の部分を筆でなぞります。
こちらはうさぎの図案を用いて制作されたTさん。
筆先に集中してコツコツ丁寧に作業されていました!
☆パターン2・フリーハンド☆
文字通り自由に描きます。蝋を生地の上にポタポタ垂らし、筆で線を描いたり、簡単な図柄を筆で直接描いたりします。
今回はフリーハンドで描かれた方が多かったです。
大島の紬に合わせたいとのことで制作されたHさん。この上に蝋でフリーハンドで描かれました。仕上がりは黄土色になります!
フリーハンドで描かれたKさん。線は蔦(つた)のイメージだそうです。念入りにイメージを膨らませ、一気に筆を走らせます!
思い立ったら迷いなく作業を進めていく、Iさん。フリーハンドで描かれた細かい花柄。最後にのせた藍色がグッと締まります!
トンボの柄をフリーハンドで描かれた、Iさん。日が暮れていく情景が浮かぶような作品に仕上がりました!
☆完成☆
色も柄もそれぞれの持ち味を生かした作品に仕上がりました!
皆さん素敵です!!
こちらは蝋を落として、郵送させていただきます。
皆さん、お疲れさまでした!!
※同ワークショップの追加日程が決まりました!御興味のある方は是非御参加ください!!